前書き
おはこんばんにちは、館長です。
現世の館へようこそ!
今回は、セルフコントロール能力を上げたい人向けにぜひおすすめしたい10冊を紹介したいと思います。
ところで、みなさんはセルフコントロールと聞いて何を思い浮かべましたか?
人によっては、
- 間食を控えるだったり
- たばこを少なくするだったり
- YouTubeの視聴時間を短くするだったり(笑)
誘惑にあらがう意味でセルフコントロールと思い浮かべた方もいるかと思います。
また、プレッシャーや緊張が走る場面で、いかに自分のパフォーマンスを発揮するかというセルフコントロールもありますね。
今回はこれらの誘惑や緊張に打ち勝ち、自分の思い描いたライフスタイルを進むためにぜひ活用したいテクニックが解説された書籍を中心に紹介していきますので、お楽しみに!
- 前書き
- 世界一のメンタル
- アタマにくる一言へのとっさの対応術
- マンガでよくわかる 怒らない技術
- まんがでわかる7つの習慣
- まんがでわかる伝え方が9割
- マンガでよくわかる自分を操る超集中力
- 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
- まんがで身につく 続ける技術
- 倒れない計画術
- 乱れない心をつくる100の言葉
- おわりに
世界一のメンタル
本書は、レッドブル・エアレースの日本人パイロットである室屋義秀氏が、アジア人初のエアレースチャンピオンになるまでの奮闘記を、メンタルトレーニングの観点から紐解いたノンフィクション作品です。
本書では、室屋氏自身のメンタルの時間変化が詳らかに語られており、文章の節々から、室屋義秀氏のメンタリティの移り変わりを感じ取ることができます。
何がきっかけで自信がついたり、何をして気分がどん底になったのか、その時々の状況と原因を客観的に分析した内容となっているので、メンタルバランスに不安定さを感じる方は本書の内容がかなり参考になるのではないかなと思います。
人の心の有り様は永遠普遍であると思いがちですが、
陰キャが陽キャになったり
生真面目だったのが能天気になったり
みたいな、いわゆる
自分の意思によって、自分の性格のタイプさえ変えることができる
そんな可能性を示してくれる手本として、とても参考になる1冊です。
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アタマにくる一言へのとっさの対応術
「なんでそんなヒドイこと言うの!?」
思いがけず悪口を言われて、そう叫びたくなったことがある人も多いかと思います。
そんな時には本書のエッセンスが大変役に立ちます。
ふつう、悪口を言われても無視するのがセオリーですが、本書では、それとなく受け流す返事の仕方を始め、
あなたのその一言は私には無意味ですよー
ということを、本人に分からせるだけでなく、周囲をあなたの味方につけるとっさの一言さえも紹介されている、まさしく
言葉の合気道
と呼ぶにふさわしい技術が紹介されています。
マンガでよくわかる 怒らない技術
怒らない技術は、もともと文庫本として発行された書籍なのですが、マンガでわかるシリーズが出始めた当初の作品として、ストーリー、内容ともに評価の高い1冊として今も尚その地位を保っているのだとか。
実はわたくし館長が、アサーションの技術を身につける最初の1歩となった思い入れ深い1冊でもあります。
本書では、怒りっぽい主人公が、始めのうちは後輩や年上部下とギスギスした関係のまま仕事をしていたのを、先輩からアサーションのレクチャーを受け、徐々に仲間と協力して事業を成功に導いていくストーリーとなっています。
また、随所に見られるアサーションのテクニックは、実際に著者がガミガミ上司から、アサーション上司に変わるまでの体験を元に作られているとのこと。
そのため、ノウハウの再現性が非常に高く、アサーションの入門書としてはかなりとっつきやすい内容となっているのも特徴です。
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まんがでわかる7つの習慣
スティーブン・R・コヴィー氏の著書、『7つの習慣』をマンガでわかるシリーズに再編したのが本書となります。
本書では、各章が7つの習慣の一つ一つの習慣とリンクしており、各章ごとのストーリー毎に登場するキャラクターたちが、各々の悩みの原因や解決に向けた考え方を、七つの習慣のエッセンスをもとに紐解いていきます。
特に第1章のインサイドアウトについては、そのほかのセルフコントロールに関する書籍にも通ずる基本概念となっており、これが分かっているだけでも人間関係の軋轢を軽減することができるといえます。
キャラデザには徹底的な姿勢を貫く宝島社で発行しているだけあって、7つの習慣を実践していくにつれてキャラクターの心理が変わっていく様子も細かく描かれているので、7つの習慣初見さんでも、楽しく7つの習慣を覚えていくことができます。
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まんがでわかる伝え方が9割
本書はもともと、売れる雑誌の作り方をテーマに、マーケティングの基本戦略を記した書籍です。
本書をセルフコントロールに転用できるとした一番の理由は、前述の怒らない技術と同じく、本書が言葉のニュアンス一つで、人を納得させたり、人を動かしたり、人を怒らせたりできることを的確に指摘した書籍であるためです。
「なんでいったことが伝わらないんだろう?」
「私が言ったのはそういう意味じゃないんだけどなあ」
など、私たちは普段の会話ですら、言葉選び一つですれ違うこともあります。
その原因の一つが、伝わる言葉選びをしているかどうかという点にあるといわれています。
本サイトでは以前、『マンガでわかる林修の「話し方」の極意』という、伝わる会話の仕方をテーマにした書籍を紹介しました。
本書はそれと少しテイストを変え、雑誌記事やメールなどの
「一方通行コミュニケーション」
と呼ばれる伝え方の場合、どのような発信の仕方が相手の心を動かすのかという観点からテクニックの解説がされています。
本書のテクニックは日常のメールでのやり取りや、SNSでの情報発信だけでなく、ユーチューバーやティックトッカーなど動画配信をされている方にも、伝わりやすく、かつ誤解のない情報発信の参考になるため、大変おすすめの一冊となっています。
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マンガでよくわかる自分を操る超集中力
メンタリストいじりがだいぶ様になってきた(?)館長が紹介する、超○○力シリーズの中で特に集中力に関する研究をまとめた書籍である『超集中力』の漫画版ですね。
本書では、集中力にかかわる世界中の論文を解析した結果をまとめ、それをマンガで紹介しています。
また、漫画の登場人物が、集中力に関する様々なテクニックを日常の中で取り入れながら、断続的に自分の目標達成にまい進するというストーリーなのが特徴です。
集中力はなぜ切れるのか、切れた集中力をどう発揮しなおすか、はたまた集中力の持続時間を上げるにはどんな工夫があるかなど、実践的な研究をまとめた書籍だけあって、読者が集中力を短期的に向上させたいと思った際にはかなり重宝する内容となっています。
漫画で内容をイメージしつつ、テクニックの実践をしていくと、仕事もプライベートもかなり自分のやりたいように集中して取り組めるのではないかと思います。
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嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
戦時中、兵士の精神治療のために派遣された精神科医であるアドラー氏が、心理セラピーの実践をとおして開発したとされるのが、俗にいうアドラー心理学です。
本書ではそのアドラー心理学の基本的な考え方を、学校や職場、家族の関係性などの日常生活レベルに適用させて解説しています。
また、本書は
この二者の対談形式となっています。
二人は極めて論理的な会話をしているので、アドラー心理学って宗教じゃねみたいな人が抱きがちな
「宇宙の叡智に触れそのエネルギーから真の和解を得るのです」
みたいな文章は一切出てこないのでご安心ください。
本書の最大のメリットは、今まで他人の目が気になって自分の生き方ができなかった人なら、他人の目を気にしなくなる良いきっかけになる点にあります。
ここでいう他人の目というのは、例えば両親だったり、学校のクラスメイトだったり、職場の同僚だったりと様々ですが、いわゆる身近な人の目のことです。
それに縛られず自分の生きたいライフスタイルを送りましょうというのが、本書の最大のメッセージであり、アドラー心理学はそれを体現するための考え方となっています。
現代社会では、SNSが普及しすぎた弊害で、投稿を通してお互いに無意識にくんずほぐれつ監視しあってしまい、結果的に行動を縛りあってしまうという問題があります。
本書を通して他人の視線を意識せず、自分が思い描く生き方を貫くことができる人が一人でも増えたら幸いです。
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まんがで身につく 続ける技術
本書の主人公は、「太っているのも、営業成績が悪いのも他人のせい」というスタンスの持ち主で、自分から努力をする気を起こさない人間でした。
そんな主人公がいきなり自分の夢を思い出し、自己研鑽をしてさらにそれを継続しようと思うとなれば、
「サルでもわかる」
が本当にあっているかもしれないレベルの丁寧な続ける技術の解説が必要です。
本書は継続力を鍛える系の本でありがちな
「リタイア防止テクニックの解説」
だけにとどまらず
「誰しも継続が失敗する。だからフォローアップもしっかりしていこう」
というスタンスで描かれているので、三日坊主で悩む方にはとても親切な一冊となっています。
またセルフコントロール能力は、衝動抑制能力の観点からも必要になってきます。
極端な表現かもしれませんが、それが欠けているということは、法律を守る規範意識さえ薄いのではと誤解される場合もあります。
だから継続力を鍛えましょうというのは強引かもしれませんが、目標達成に役立つだけでなく、衝動的になってトラブルを起こすのを未然に防ぐ意味合いでも、セルフコントロール能力は必要です
ぜひこれを契機に一冊手にとって、勉強してみるのもいいかもしれませんね。
特にライブ配信で予定時刻を毎回30分遅刻する某生主にはぜひ読んでほしい一冊です。
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倒れない計画術
本日二度目のメンタリストDaiGo氏の書籍でございます。
で、本書は計画術の話がメインとなっていますが、計画術と聞くとほとんどの人が、
- 一日の中で密にスケジュールを組み、効率よく物事を終わらせよう
ということをイメージされるかと思います。
本書はあえてそれをせず、タイトルにもある通り、
- 挫折
- 失敗
- さぼり
をあらかじめ計画に入れておくことを推奨しています。これは、
心理学的に人間はローテンションな生き物であり、活動的な行動をするほうがプレッシャーなのだ
という点から来ているとのこと。
計画を立てても、やりたくないが先行してしまうのはこのためです。
本書はこう言った人間の心理学的な特性をもとに、
- じゃあ、もともとのマイナス要素を加味したうえでスケジューリングすれば?
という観点からテクニック解説がされています。
なので前述の『マンガで身につく続ける力』と併用すると、かなり相乗効果が期待できます。
資格試験やダイエットなど、継続が必要な物事にチャレンジする人には、この2冊は大変おすすめなので、ぜひお求めになってその効果を実感してみてください!
乱れない心をつくる100の言葉

世に聞くセルフコントロールの手法としてアファメーションというものがあります。
自分に対してプラスの言葉を投げかけることで精神を向上させるというものですが、これは偉人の言葉を使っても同じ効果があるそうです。
本書は論語の中に出てくる孔子の言葉から、自分のメンタルを整えるアファメーション効果を得ましょうというものです。
孔子の言葉だけで100個もあるとは驚きですが、それだけ多くのメッセージを後世にのこしただけあってその一つ一つの言葉には、聞く人を納得させる不思議な説得力があります。
本書は、その説得力のある言葉を、自分の心を整えるためにかけることで、効果を発揮するものです。
単純に論語の中身の勉強になるほか、自分の心を落ち着かせるキーワードとして論語の一説を覚えておくと、心の中で復唱した際にふわっと安心感を覚えることができるので、おすすめしたい一冊として入れてみました。
また、奇をてらった表現がすくなく、だれでも実践に抵抗がないように作成されているため、身近な人へのプレゼントとしてもいいかもしれません。
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おわりに
いかがだったでしょうか?
今回紹介した10冊は、いくつかの書籍を組み合わせて使うことで、セルフコントロールだけでなく、目標達成にも役立つ相乗効果が期待できるものばかりです。
情報社会化が加速し、自分のやりたいこと以上に誘惑が多くなった現代社会ですから、自分自身を律し高める一助として、今回の厳選10冊を活用してもらえれば幸いです。
それではまた次回の投稿でお会いしましょう!
それではまた (「・ω・)「ホイ